私的趣味
『オトツラ』vol.2
『男はつらいよ』DVDマガジンvol.2は、『第17作 寅次郎夕焼け小焼け』(1976年7月)。

DVDマガジンでは、編集部とファンが選んだ人気作18本から刊行されてます。
この17作は私もベスト5に入る作品です。ちなみに年末もレンタルで借りて観たばかりでした。
マドンナは、太地喜和子。事故で急逝した女優さんです。『ぼたん』という芸者の役で出演です。
いや~、浅丘ルリ子のリリィーのように一作の出演で終わってもらいたくないぐらいの渥美『寅さん』との相性のよさ。
ぼたんの仇を討つと啖呵をきる寅さんのシーンは名シーンです。最後の仕掛けもジーンときます。
あと、いろいろ盛りだくさんですが、そこいらは見所ガイドでもみて下さい。
そこに紹介されていないとこでは、岡田嘉子。
昭和11年、左翼系演出家とソビエトに駆け落ち亡命。時は、二.二六事件やら、中国では毛沢東が長征を終え、翌年は盧溝橋事件という激動の時期。その後昭和47年に帰国。(他、いろいろありますが省きます)
そんな彼女が、宇野重吉演ずる日本最高峰の老画家『池ノ内青観』の昔の恋人(?)という老婦人役で出演。
青観が彼女に対しての責任を口にしたとき彼女の、
『人生とは後悔がつきもの。それは二つあって、一つは「あ~すればよかった」という後悔。もう一つは「あ~しなければよかった」という後悔』と言う台詞が、その波乱万丈な人生を送ってきた老女優個人とダブってかなりガツンときましたね。
その青観が町を車で去るとき、街角で彼女は見送るわけですが、その後姿がなにやら、つつましく美しいです。
山田監督はすごいなァ~。

DVDマガジンでは、編集部とファンが選んだ人気作18本から刊行されてます。
この17作は私もベスト5に入る作品です。ちなみに年末もレンタルで借りて観たばかりでした。
マドンナは、太地喜和子。事故で急逝した女優さんです。『ぼたん』という芸者の役で出演です。
いや~、浅丘ルリ子のリリィーのように一作の出演で終わってもらいたくないぐらいの渥美『寅さん』との相性のよさ。
ぼたんの仇を討つと啖呵をきる寅さんのシーンは名シーンです。最後の仕掛けもジーンときます。
あと、いろいろ盛りだくさんですが、そこいらは見所ガイドでもみて下さい。
そこに紹介されていないとこでは、岡田嘉子。
昭和11年、左翼系演出家とソビエトに駆け落ち亡命。時は、二.二六事件やら、中国では毛沢東が長征を終え、翌年は盧溝橋事件という激動の時期。その後昭和47年に帰国。(他、いろいろありますが省きます)
そんな彼女が、宇野重吉演ずる日本最高峰の老画家『池ノ内青観』の昔の恋人(?)という老婦人役で出演。
青観が彼女に対しての責任を口にしたとき彼女の、
『人生とは後悔がつきもの。それは二つあって、一つは「あ~すればよかった」という後悔。もう一つは「あ~しなければよかった」という後悔』と言う台詞が、その波乱万丈な人生を送ってきた老女優個人とダブってかなりガツンときましたね。
その青観が町を車で去るとき、街角で彼女は見送るわけですが、その後姿がなにやら、つつましく美しいです。
山田監督はすごいなァ~。