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外岩関連

GW特集~ちょこっと昔話 番外編~

昔話から少しそれますが・・・。さて、ぐしちゃん浜。最近は、全くもってポピュラーになり県内外から人がクライミングを楽しみにやってくるようになりました。
こんなことを書いている私自身最近はあまり登りに行っていないので、偉そうなこと書けませんが、現在のぐしちゃん浜は「ある意味」で停滞時期かなと感じてます。

ぐしちゃん浜をクライミングエリアとして見出したのは、1994年年始、当時沖縄にいた永田政彦氏と大学生の長瀬尚氏によって発見されました。とはいっても、この浜、私も以前から知っていた浜でした。

ただまあ、クライミングの対象として見る事ができていなかったということです。当時では、圧倒的な少数派であった筋金入りの「ボルダラー」である永田氏であったゆえに、その可能性を見出せたのだと思っています。その後、「オザーン」こと小沢幸雄氏はじめ様々な実力ありクライマーにより課題が創られました。現在、ほぼ中心に登られている課題のほとんどは、10年以上前にも登られているクラシックといっても過言でないでしょう。私なども発見当初から登っていますが、変なボルトを打ったり、チンケな課題を創ったりとかで、どちらかというとこの素晴らしい岩場の”汚点”づくりのほうが多く甚だ恐縮しております。
しかし、少なくともそういった中で「岩場の質」(あえてこういう言葉を使わせてもらえば)が、上がったり、下がったりしつつも、不具合の轍を踏まないよう、右肩上がりに成長してくれてきたのではないかと思っています。それは、偏に沖縄を愛してくれるあらゆるクライマー達だがいたからだと思ってます。それは、単に目先や自分のことだけを考えたり、甘えた考えでの行動をせず、「質の高い」活動をしてくれたことにつきます。発展途上であったローカルやこれからクライミングをはじめるだろう人たちに対して。しかし、これは結果論であって、活動していた皆様たちはそう思っていなかったかもしれせん。ただ、まあ、当時のほうがしっかりともうちっと、自分に厳しく活動していた人たちが多かったか、もしくは、幸いにも沖縄にそういう人たちが来てくれていただけなのかもしれません。あくまで私的意見ですが。

GW特集~ちょこっと昔話 番外編~
(1994年 ぐしちゃん浜 ACT2>)

現在もローカルをはじめとしていろいろなクライマー達が、利用して登っているようですが、特に目立った「形」が見えてきません。「形」を出していかなくてはいけないものではありません。他の人に迷惑をかけず楽しんでいればそれで充分なのかもしれません。ただ、まあ、少なくとも「退化」だけしてもらいたくないものです。ま、先に書いたように最近あまり登りに行ってないので偉そうなことは言えなし書く資格もないのかもしれませんが。ただまあ、私自身、ぐしちゃん浜にまだ可能性を感じビジョンも持ってますし、その「可能性」をどんどん若手(でなくてもいいですが)クライマーたちに実行して行ってもらいたいものです。

いろいろ問題も出ていながらも、上手く消化してゆき、常に新しく進化した形、質、スタイルを創って提案してゆけるヨセミテ(大物岩場を引き合いにだして恐縮なのですが)のような岩場になってくれることを願ってやみません。

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